全国のオペラやコンサートで活躍する4人が、’18年「WhiteDayとびきり甘い夜」公演での共演をきっかけに、"ハンサム四兄弟“として活動をスタート。長男/宮本益光、次男/与那城敬、三男/近藤圭、四男/加耒徹のキャラクターで多くのファンを魅了している。同じ声種(バリトン)だけでステージ上に4人も集結することは極めて稀なことでありながら、コンサートでは魅力溢れる歌声はもちろん、宮本益光が中心となって構成されるステージは、さながら「四大バリトン・夢の競演」とも言える華やかな舞台となっている。

宮本 益光　Masumitsu Miyamoto,　バリトン
　東京藝術大学卒業、同大学院博士課程修了。学術(音楽)博士号取得。'05年テレビ愛媛賞25、'09年よんでん芸術文化奨励賞受賞。A.プレヴィン『欲望という名の電車』スタンリーで一躍注目を集め、以降、東京二期会『ドン・ジョヴァンニ』タイトルロール、『金閣寺』溝口、新国立劇場『鹿鳴館』清原栄之輔、日生劇場『メデア』イヤソン等話題の公演に数多く出演。作詞、訳詞、執筆、演出等でも多彩に活躍。著作「職業 宮本益光」、歌曲集「私の歌」等多数。MOZART SINGERS JAPAN主宰。二期会会員

与那城 敬　Kei Yonashiro,　バリトン
　桐朋学園大学卒業、同大学研究科修了。二期会オペラ研修所および新国立劇場オペラ研修所修了後、渡伊。第16回マリオ・デル・モナコ国際声楽コンクール第3位。’08年東京二期会『エフゲニー・オネーギン』タイトルロールで絶賛を博す。以降も新国立劇場『道化師』シルビオ、『鹿鳴館』影山伯爵等数々のオペラに出演し、近年では東京二期会『金閣寺』溝口、『メリー・ウィドー』ダニロ、グランドオペラ共同制作『カルメン』エスカミーリョ等を演じ、際立つ存在感を示している。二期会会員

近藤 圭　Kei Kondo,　バリトン
　国立音楽大学卒業、同大学院首席修了。新国立劇場オペラ研修所修了後、渡独。ハンブルク音楽院を最優秀の成績で修了。ドイツを拠点にハイドン「四季」、マーラー「さすらう若人の歌」、オルフ「カルミナ・ブラーナ」等でソリストを務める。帰国後は、多くのコンサートやオペラで活躍。新国立劇場『夏の夜の夢』ディミートリアス、新国立劇場および東京二期会『魔笛』パパゲーノ、東京二期会『タンホイザー』ビーテロルフ、『ラ・ボエーム』ショナール等を演じ、優れた音楽性で高い評価を得ている。二期会会員

加耒 徹　Toru Kaku,　バリトン
　東京藝術大学卒業、同大学院修士課程首席修了。二期会オペラ研修所を総代で修了し最優秀賞および川崎靜子賞受賞。シャネル・ピグマリオン・デイズ2014アーティスト。日生劇場『ドン・ジョヴァンニ 』タイトルロール、『コジ・ファン・トゥッテ』グリエルモ、東京二期会『ルル』シェーン博士等を演じる。コンサートでもバッハ・コレギウム・ジャパンをはじめ主要オーケストラと共演を重ね、ソリストとして多数の公演で活躍。端正な歌唱で高い評価を得ている。二期会会員

© Kenta Suzuki

　東京藝術大学作曲科首席卒業、同大学大学院修了。作品はオペラ、管弦楽、室内楽、声楽、合唱曲など数多くの作品を発表。さらに、NHK2020応援ソング「パプリカ」の合唱編曲をはじめ創意あふれる編曲にも定評がある。多くのソリストに楽曲を提供、共演ピアニストとしても評価が高い。また、独自の視点、切り口で企画する公演やクラシック講座などのプロデュース力にも注目を集めている。2016年よりNHK-FM「鍵盤のつばさ」番組パーソナリティーを担当。2019年より長野市芸術館レジデント・プロデューサーを務める。