YOKOSUKA ARTS THEATRE

2つの劇場専属合唱団がステージに立ちました!

2021年もあと数日を残すところとなりました。

この12月は、こどもたちが集まる「横須賀芸術劇場少年少女合唱団」そして大人の「横須賀芸術劇場合唱団」、
2つの劇場専属のアマチュア合唱団が、それぞれ演奏を行いました。

コロナ禍における緊急事態宣言やまん延防止等重点措置の影響など、
たくさんの困難を乗り越えながら練習を継続し、それぞれ節目となるステージを迎えることができました。

■12月4日(土) 第九合唱ワークショップ

横須賀でも毎年恒例の人気公演であるベートーヴェンの「第九」演奏会。
未だコロナ禍の影響がぬぐえず、去年に続いて、今年も本公演の実施は断念しました。

しかし、長く活動している団員の方も数多くいる当団において、なんとか第九を歌う機会を作りたいと考えた結果、今回初めて「ワークショップ」の形で参加者を募集しました。

合同発表日に大劇場で全員が揃い、第4楽章を歌うことを目指し、11月から練習を開始。小人数のグループに分け、練習を重ねました。
合同発表日にお客様は入れず、空っぽの客席に、記録録画用のビデオカメラがあるのみ。
ソリストは参加者が務め、オーケストラの部分は、主任ピアニストの松本康子先生がおひとりで演奏してくださいました。

常任指揮者の梅沢一彦先生の指揮によって、1年ぶりの「第九」が大劇場に響き渡ります。

ひとりひとりの距離を保ち、さらにマスクをしたうえでの歌唱でしたが、
グングンと盛り上がっていき、クライマックスを迎えた瞬間は、圧巻でした。

ワークショップ終了後、「久し振りに第九を楽しむことができました」、「ジーンとしてしまった」とお声をいただいたり、お帰りの際の参加者の皆さんの晴れやかな笑顔が印象的でした。


■12月19日(日)横須賀芸術劇場少年少女合唱団 ステージ39 クリスマス・コンサート’21

 少年少女合唱団は、2年ぶりにお客様をお迎えしてクリスマス・コンサートを開催することができました。

 当合唱団は、入団間もないJクラスから、Mクラス、卒団間近のSクラスまで、約110人在籍しています。
 コロナ禍での開催ということで、コンサートの時間を短くしたり、子どもたちはステージ上でもマスクをつけて歌唱、
 また一度にステージに上がる人数が少なくなるように演奏曲目が考慮されるなど、様々な対策が練られました。

 ツリーや照明も加わりクリスマス気分を演出。特に後半の「クリスマス・ポピュラーソング・メドレー」は、演奏時間約20分の大作で、大いに盛り上がりました。

 お客様にもなじみ深い「あわてんぼうのサンタクロース」や「ジングル・ベル」などが盛り込まれ、こどもたちによるクリスマス・ソングをたっぷりとお楽しみいただけました。

 この公演をもって、在籍している高校3年生は卒団。公演後には卒団式が行われました。
 みんなを引っ張ってきた最上級生たちは、「大変な時もあるかもしれないけど、コンサートを観に来てくれているお客様のために意識を高く持って、これからも練習頑張ってください。」と後輩にエールを送り、後輩たちからも大きな拍手が贈られました。


コロナ禍が続く中、残念ながら中止せざるをえなかった公演と、無事実施できた公演とありましたが、
2つの合唱団とも、先生方の丁寧なサポートのおかげで、2021年も活動を継続して行うことが出来ました。

2022年も、合唱団の活動は引き続き、公演も予定しています。皆様のご来場を心よりお待ちしております。

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