YOKOSUKA ARTS THEATRE

藤木大地&みなとみらいクインテット公演 特別インタビュー第一弾!
カウンターテナー藤木大地さん!

「藤木大地&みなとみらいクインテット公演」インタビュー第一弾!
今回はリハーサルにお邪魔し、カウンターテナー藤木大地さんにインタビューを行いました。


——-横須賀公演でも素晴らしい奏者が揃いましたが、藤木さんが自らお声がけなさったと伺いました。このメンバーだからこその「魅力」を改めて教えてください。

藤木)
演奏会に来た誰もが奏者ひとりひとりのファンになるような魅力的な人たちに集まっていただいています。
この編成は、アンサンブルの一員である場面とソリストとして演奏する場面がありますが、1人1人の音が素晴らしく美しい。各々がすごく責任のある演奏、そして個性のある演奏をして対話を重ねます。そのやり取りはリハーサルからどんどん育っていき、本番のステージでもの凄いことが起こります!!

——-このシリーズでは、多彩なプログラムが特徴の一つだと思いますが、横須賀公演のプログラムについて教えていただけますか。

藤木)
各会場、形も大きさも違うので、その会場にどういう曲がふさわしいかなと考え選んでいます。横須賀の場合は、オペラハウス形式のホールなので、オペラ作品を多く選曲しています。
「ヴィヴァルディ 歌劇『ジュスティーノ』より 喜びに身を震わせて」「ヘンデル 歌劇『オルランド』より 怪物や魔物と戦わせてくれ」の2曲は、今回初めてみなとみらいクインテットと演奏します。横須賀公演でしか演奏しないものから始まるので非常に面白いです。そして、ピアノ5重奏曲はどの会場でもかぶらないように選曲していますので、「ドヴォルザーク ピアノ5重奏曲 第2番より 第4楽章」も「ブラームス ピアノ五重奏曲より 第4楽章」も横須賀で初めて演奏します。

——-今回の公演で、藤木大地&みなとみらいクインテット ネットワーク事業※は最後の公演となりますが、全国を回られて、また回数を重ねることで変化はありましたか?

リハーサルの際のひとこま

藤木)
ずっと一緒に演奏してきた成田達輝さん(ヴァイオリン)や川本嘉子さん(ヴィオラ)をはじめ、全部の公演でほぼ全編曲をお願いしている加藤昌則さん(作曲家)など、濃密にお付き合いしてきたみなさんのSNSなどの発信を見ると、このグループをいかに愛してくれているのが分かります。
そこに少しずつ新しい奏者の皆さんも加わってくれることによって、輪が広がるといいますか、歌を含む室内楽の楽しさを分かってくださり、「みなとみらい」の名を背負ってくれる一流の奏者が増えていく楽しさがあります。

——-最後になりますが、公演にお越しいただく方々へメッセージをお願いします。

藤木)
8月の夏休みの日曜日。本当は海に行きたいかもしれませんが、その暑いときに劇場に涼みに来て、良い音楽を聴いて、そのあと、横須賀の海辺を散歩するコースで、是非楽しんで頂ければいいなと思います。
僕がよこすか芸術劇場出演するのは2018年の三ツ橋敬子の新★夏休みオーケストラ!以来2回目ですが前回も、丁度同じ時期の公演でした。夏の横須賀って、ギラギラしてとても良いし、お客さんもすごく熱くて楽しい、そんな印象が強いので、感染症が流行る前の事ですけど、またあの頃の様に盛り上がれるとよいなと思います。

藤木大地&みなとみらいクインテット
2023年 8月6日 (日) 14:00開演 (13:15開場)
よこすか芸術劇場

チケット好評発売中!

※藤木大地&みなとみらいクインテット ネットワーク事業


神奈川県横浜市をはじめ、福岡市・広島県三原市・新潟市・奈良県大和高田市・神奈川県横須賀市と全国各地をめぐる一連の公演は「横浜みなとみらいホール プロデューサー 2021-2023」としてホールの活動に関わるカウンターテナー・藤木大地が考案した劇場連携プロジェクト。
よこすか芸術劇場では、その千秋楽公演として行われます。

次回のインタビュー特集は、注目のお二人!こうご期待ください。

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