—–ジョナサン・ノットとの共演は2018年11月オペラシティシリーズ以来ですが、彼の印象や、共演の際のエピソードなどがありましたら教えてください
2018年11月、ノットさんとはストラヴィンスキーを演奏させていただきましたが、気品溢れる、そして引き算の美学も心得ていらっしゃるような方でした。また再会できることが嬉しいですね!
—–今回演奏される ベルク:ヴァイオリン協奏曲「ある天使の思い出に」について
非常に数学的に書かれている曲で、冒頭が「調弦か?」と思うような衝撃的なモチーフですが、無調でありながらとても音楽的な曲です
—–横須賀芸術劇場へは過去にも何度かお越しいただいておりますが、ホールや横須賀の街の印象がありましたらお聞かせください
いつも横須賀に伺うと、艦隊が停泊していてワクワクする気持ちになります。息子が海を好きなので、ドライブで遊びに行ったこともありました。劇場はヨーロッパのような舞台でとても立派でした
—–公演にご来場になるお客様へメッセージをお願いいたします
未来はバーチャルにあると妄信していた私ですが、コロナ禍にあり対面の大切さを改めて身に染みた想いです。皆さんにお会いできるのを楽しみにしています
4歳よりヴァイオリンをはじめる。2007年に第13回チャイコフスキー国際コンクールで優勝し、世界中の注目を浴びた。ニューヨーク・タイムズ紙でも「聴く者を魅了する若手演奏家」「輝くばかりの才能」と絶賛される。これまで、国内の主要オーケストラはもとより、チューリッヒ・トーンハレ管弦楽団、ロシア・ナショナル・フィルハーモニー交響楽団、ボストン・ポップス・オーケストラ、BBC交響楽団、BBCフィルハーモニック、ブダペスト祝祭管弦楽団、バイエルン州立歌劇場管弦楽団、ワルシャワ 国立フィルハーモニー管弦楽団などと共演。指揮者では、シャルル・デュトワ、ムスティスラフ・ ロストロポーヴィチ、エリアフ・インバル、ウラディーミル・スピヴァコフ、ウラディーミル・アシュケナージ、イルジー・ビェロフラーヴェク、イヴァン・フィッシャーなどと共演している。
近年では、ズービン・メータ指揮ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団と南米ツアー、ルドヴィク・モルロー指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団とイスラエルツアーを行った。サン・モリッツ、コルマール、ヴェルビエなどの著名フェスティバルにも出演。また、ニューヨーク、ワシントン、サンクトペテルブルグ、モスクワ、フランクフルト、ミラノなどでリサイタルを行っている。レコーディングにおいては、RCA Red Sealレーベルより「パガニーニ:24のカプリース」「チャイコフスキー:ヴァイオリン協奏曲」「ロマンティック・ソナタ」をリリースしており、2020年10月には「JSバッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ」の新譜を発表した。 これまで里屋智佳子、小栗まち絵、工藤千博、原田幸一郎、ドロシー・ディレイ、川崎雅夫、ザハール・ブロンの各氏に師事。楽器は宗次コレクションより貸与されたストラディヴァリウス1731年製作「Rubinoff」を使用している。大阪府知事賞、京都府知事賞、第13回出光音楽賞、文化庁長官表彰、ホテルオークラ音楽賞はじめ数々の賞を受賞。
2021年10月17日(日)14:00開演
S席:6,000円 A席:5,000円 B席:4,000円
チケットのお求めは ℡ 046-823-9999 横須賀芸術劇場チケットセンター
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