2か月後に迫った「東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 名曲コンサート」。
今回、忙しい合間を縫って、指揮の高関 健さんにインタビューにお答えいただきました(取材はメール形式)。
自身が常任指揮者を務める東京シティ・フィルについて、また今回の曲目についてお話しくださいました。
高関 健(以下略)――現在のコロナ禍の影響により、小編成のオーケストラによるプログラムの中から、効果的で性格の違いをお楽しみいただける曲目を選びました。
――もう40年近く前になりますが、ヨーロッパで初めてコンサートを指揮したのがノルウェーのベルゲンという町で、ここにグリークが暮らしていました。
グリークの作品を演奏する時にはいつも、ベルゲンの冷たく引き締まった空気、低い角度から射し込む日光、静かな街と港の風景を思い出しています。
モーツァルトの「ジュピター交響曲」は古今東西の交響曲の中で最高傑作と信じて疑いません。その分、演奏も大変難しい…。今回も未踏の山に挑戦し続ける気持ちをもって立ち向かいたいと思います。
――東京シティ・フィルの実力は格段に優れてきていますが、底辺にあるのは音楽に対する強く深い情熱だと思います。
今回の演奏でもそれを十分に味わっていただけると信じております。
――実は、村治さんとは初共演です。名曲「アランフェス協奏曲」を至近距離で聴かせていただけることを私自身、今からとても楽しみにしております。
――コロナの影響で、普段とは異なる生活を余儀なくされるこのごろですが、音楽の素晴らしさは変わりません。
音響の素晴らしい、しかも感染対策に万全を期した横須賀芸術劇場で、私たちの演奏をお楽しみいただければと思います。多くの皆様のご来場を心よりお待ちしております。
―――高関さん、お忙しいところインタビューにお答えくださりありがとうございました。
2021年 6月6日 (日) 15:00開演 (14:00開場)
よこすか芸術劇場
S席:5,600円A席:4,600円B席:3,600円
ペア券(S席):10,000円*プレミアム倶楽部サンクス料金(S席):4,600円
プログラム:
グリーグ 組曲「ホルベアの時代から」
ロドリーゴ アランフェス協奏曲
モーツァルト 交響曲 第41番 ハ長調 K.551 「ジュピター」