カニサレスは16歳でデビューし、巨匠パコ・デ・ルシアのバンドのセカンド・ギタリストを経て、1997年に『イマンとルナの夜』でアルバム・デビュー。ジャズ、クラシック、ロックなど、あらゆる要素を吸収した演奏と華やかなアレンジでフラメンコ界に新風を吹き込みました。以後、スペイン国立バレエの作品や映画音楽を手掛け作曲家としても才能を発揮しています。また、クラシック音楽をギター編曲したソロ・アルバムを発表し、2011年には世界最高峰のオーケストラ ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との共演を果たし、ジャンルを超えて活躍する世界最高峰のギタリストとしての地位を確固たるものとしています。
今年2月に8年ぶりの全曲オリジナルによるフラメンコの新作ソロ・アルバム『洞窟の神話』を発表し、好評を得ています。
フラメンコの熱いパッションとスペイン・クラシック音楽の知性を融合させた超絶ギターは他の追随を許しません。
今回の公演は、セカンド・ギタリスト、フラメンコ・ダンサー2人(カホンとパルマも担当)に、シンガー(カンテ)が加わった強力なクインテットで、新旧のオリジナル作品が演奏されます。カニサレスの演奏は、完璧なテクニックと感性の調和がとれたフラメンコのパッションと強力なリズムで聴衆の胸を打ちます。さらにその演奏をワンランクUPさせるメンバーもそれぞれ素晴らしいアーティストたちです。アンヘル・ムニョス(バイレ、カホン、パルマ)は、自身の舞踊団を持ち、振付、プロデュースする実力派。チャロ・エスピーノ(バイレ、カスタネット、パルマ)は、フラメンコだけでなくスペイン・クラシックの基礎を身につけた踊り手と同時にカスタネットの名手でもあります。フアン・カルロス・ゴメス(セカンド・ギター)は、ソロ・アルバムを何枚も発表している素晴らしいソリストで重要な役割を果たしています。ホセ・アンヘル・カルモナ(カンテ、マンドラ、パルマ)は、今回の新メンバーで、歌い手・楽器の名手です。
これ以上ないという完璧なユニットで、カニサレスの世界をお楽しみいただけます。
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