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オーケストラ 主催 終了

ニューイヤー・コンサート2018

ウィーン・シェーンブルン宮殿オーケストラ

2018年 1月6日 (土) 15:00開演 (14:30開場)

よこすか芸術劇場

S席:5,500円A席:4,500円B席:3,500円

学割会員割

※未就学児童は入場できません。 託児

ウィーンの調べ、ウィーンの薫り ワルツの都から極上の贈り物

世界遺産としてウィーンを彩るシェーンブルン宮殿を本拠地とし国外で活躍するオーケストラが、横須賀のニューイヤー・コンサートに初登場します。


音楽の都ウィーンを象徴するシュトラウス一家の定番のウィンナーワルツのほか、ウィーン・フォルクスオーパーで活躍する歌手たちがオペレッタの有名なアリアを魅力たっぷり歌い上げ、ステージに華を添えます。指揮者のカターを中心に、楽団全員で仕掛けるしゃれた遊び心溢れる演奏は、感動と笑いですべての人を虜にすることでしょう。新年の幕開けを優雅で楽しいコンサートで迎えませんか。

出演

指揮 ヴィニシウス・カター
ソプラノ シモーナ・アイジンガー
バリトン フィリップ・シュピーゲル

出演者プロフィール
指揮 Conductor:ヴィニシウス・カター Vinicius Kattah

Vinicius Kattah

1986年ブラジル生まれの若き指揮者ヴィニシウス・カターは、2011年ブルードナウ国際オペラ指揮者コンクール1位、及び2016年ルイジ・マンチネッリ国際オペラ指揮者コンクール3位の受賞者である。
オーストリアのウィーンを本拠地に、カターはこの7年間でウィーン国立歌劇場、楽友協会、コンツェルトハウス、ホーフブルク宮殿、シェーンブルン宮殿等で指揮している。現在は、ヨハン・シュトラス・ヴィルトゥオーゼン管弦楽団、及びメトロポリタン室内管弦楽団の首席指揮者。
著名なドイツ人指揮者、ヘルムート・リリングにドイツとアメリカで学ぶ奨学金を受ける機会を得て、カターは若くして指揮を始めた。
学業を終えると、カターはオペラの世界に身を投じる。ケルン歌劇場でコレペティトールと指揮者助手、スロヴァキア国立オペラで客員指揮者を経験し、現在はプロヴディフ・オペラ、ブルガス・オペラ、ドニプロペトロウシク・オペラを含むヨーロッパの歌劇場で客員指揮者として仕事をしている。また、オペラ団「オー!ペラ」の創立者で音楽監督でもある。
2013年には、ランゲンロイス音楽祭にてフィリップ・アーノンクール演出のオペレッタ「ウィーン気質」を指揮している。カターの音楽的才能は現代音楽の世界でも発揮されており、ウィーン・モダン・フェスティバルにおけるディルク・ダーゼの「アズラエル」、2015年ムジークテアターターゲ・ウィーンにおける「disPlace」など、多数の現代オペラの初演を指揮している。また、ノイエ・オーパー・ウィーンでは指揮者助手とコレペティトールを務めた。
カターの専門はW.A.モーツァルトの音楽である。2015年、カターはプロジェクト「トゥッティ・モーツァルト」を立ち上げた。このプロジェクトは、今後10年間に渡り、モーツァルトのすべての曲の古楽器による演奏を、年代順にYouTubeで紹介するというものである。
ヴィニシウス・カターは、2012年よりウィーン・シェーンブルン宮殿オーケストラの首席客員指揮者を務めている。

ソプラノ Soprano:シモーナ・アイジンガー Simona Eisinger

Simona Eisinger

スロヴァキアの外交官の娘としてウィーンで育ち、ウィーン・コンセルヴァトリウム私立音楽大学で声楽を学び修士号を取得した。ブリギッテ・ファスベンダー、エディタ・グルベローヴァ、ヘルムート・ドイチュ、ジュリアス・ドレイク等のマスタークラスを受講し、さらにブリギッテ・ファスベンダーとエディット・リーンバッハーの指導を受けた。
音楽に加え、アイジンガーはウィーン経済・経営大学で国際経営学の学位も取得している。
幼少期にはバレエ、ジャズダンス、タップダンスのレッスンを受けており、ラテン・アメリカン・ダンスのトーナメントで賞を獲得している。
歌手としては、ウィーン・フィデリオ・コンクールとフランツ・レハール国際オペレッタ・コンクールの2度の受賞がある。また、チューリッヒのアルミン=ヴェルトナー財団の奨学金を授与された。
2007年にバーデン州立劇場でデビューして以降は、ウィーン・フォルクスオパー、アン・デア・ウィーン劇場、ヨーゼフシュタット劇場、リンツ州立劇場、クラーゲンフルト州立劇場、ゲルトナープラッツ州立劇場、ミュンヘン室内歌劇場、ルツェルン劇場等のオペラハウスと劇場のほか、オスタークラング、サンクト・マルガレーテン・オペラ・フェスティバル、タボル城オペラ、オペラ・クロスターノイブルク等の音楽祭に出演している。
レパートリーには、パミーナと侍女1(モーツァルト:魔笛)、フラスキータ(ビゼー:カルメン)、グレーテル(フンパーディンク:ヘンゼルとグレーテル)、デスピーナ(モーツァルト:コシ・ファン・トゥッテ)、エンヒェン(ウェーバー:魔弾の射手)、ニネッタ(ロッシーニ:泥棒かささぎ)、オリンピア(オッフェンバック:ホフマン物語)、マリア(クルシェネク:聖シュテファン教会の周りで)、ブロニスァヴァ(ミレッカー:乞食学生)、フランツィ(シュトラウス:ワルツの夢)、ハンジ(シュトルツ:春のパレード)等が含まれる。
ブリギッテ・ファスベンダー、エディタ・グルベローヴァ、アンゲリカ・キルヒシュラーガー、クリスティアン・ゲルハーヘル、エミー・ヴェルナー、クリストフ・ロイ、ヘルベルト・フェッティンガー、フロリアン・タイヒトマイスター、ボビー・ハーズル、マルク・アルブレヒト等、世界的に著名なアーティストと仕事を共にしている。
オペラのほかにも、コンサートやオラトリオのソリストとしても熱心に活動しており、ヨーロッパ各地、北米、中国、日本の主要なコンサートホールでコンサートやリサイタルを行っている。

バリトン Bariton:フィリップ・シュピーゲル Philippe Spiegel

Philippe Spiegel

オーストリア人バリトン、フィリップ・シュピーゲルは、チリのサンティアゴで生まれたが、インスブルックで育ち、ヴィルテン少年合唱団のボーイソプラノ・ソリストとして最初の音楽的経験を得た。17歳でウィーンの音楽舞台芸術大学に入学し、カールハインツ・ハンザーとマリヤーナ・リポヴシェクにリートとオラトリオを学び、優秀な成績で最終試験に合格した。さらに、クリスタ・ルートヴィヒ、トーマス・ハンプソン、ミヒャエル・シャーデ、トーマス・クヴァストホフ、ヘルムート・ドイチュのマスタークラスを受講した。
コンクールでは、プリマ・ラ・ムジカ・ユース・コンクール、グラデュス・アド・パルナッスム・コンクール、ベルリンのドイツ連邦歌唱コンクール等で入賞している。また、siaa財団より俸給を受けている。
オペラの分野では幅広いバリトン役のレパートリーを築いており、パパゲーノ(魔笛)、フィガロ(セビリアの理髪師)、マルチェッロ(ラ・ボエーム)、マゼット(ドン・ジョヴァンニ)、グリエルモ(コジ・ファン・トゥッテ)、メリッソ(ヘンデルの「アルチーナ」)、ペルケット伯爵(ハイドンの「報われたまこと」)、ファルケ博士(こうもり)、ゾロアストロ(ヘンデルの「オルランド」)等を歌っている。
オペラのほか、シュピーゲルはコンサートやリート・リサイタルの歌手としても多忙である。出演したコンサートには、バッハの「クリスマス・オラトリオ」やモーツァルトの「レクイエム」のバス・ソロが含まれる。また、ジョセフ・ハイドンの「天地創造」(ラファエルとアダム)とバッハの「マタイ受難曲」(イエス/アリア)もレパートリーの一部であり、ウィーン楽友協会やマドリッド国立音楽堂で歌っている。最近では、ザルツブルク祝祭大劇場で世界初演された、若手作曲家ヤコブ・グルッフマンによる新しいオラトリオ「モーゼ」で題名役を歌った。
シュピーゲルは、ザルツブルク音楽祭(若手歌手のプロジェクト)、ヴェルビエ音楽祭等の著名な音楽祭にゲスト出演している。
最近の出演には、アン・デア・ウィーン劇場でのユピテル(オッフェンバックの「地獄のオルフェ」)と、「エウリディケを救い出そう」のオルフェウス役が含まれる。
シュピーゲルは、2009年より定期的にシェーンブルン宮殿管弦楽団と共演している。

:ウィーン・シェーンブルン宮殿オーケストラ

Schloss Schonbrunn Orcester Wien

ウィーン・シェーンブルン宮殿オーケストラは、マネージャー兼プロデューサーのペーター・ホセック氏によって1997年に設立された、帝都ウィーンの魅惑的な時代を音楽で伝える、国際的に名高いウィーンの室内管弦楽団である。
高い音楽的水準に加え、統一されたサウンド、喜びあふれる舞台、非の打ちどころのない外見で音楽を表現することで、同団は他の楽団から際立った存在となっている。
同団は、かつてのオーストリア=ハンガリー君主国の夏の宮殿、シェーンブルン宮殿で定期的に演奏している。しかし、それ以外にも世界中で、このオーケストラの魅力あふれる演奏を楽しむ機会はある。選ばれた特別な時に、ウィーン・シェーンブルン宮殿オーケストラはヨーロッパと海外の両方で国際的に演奏を行っている。
過去のコンサートツアーでは、スウェーデン、フィンランド、デンマーク、ノルウェー、中国、日本、東南アジア、ドイツ、ギリシャ、ブルガリア、ルーマニア、アメリカ、ブラジルで熱烈に迎えられた。
同団のレパートリーは、ジョセフ・ハイドン、フランツ・シューベルト、W.A.モーツァルトの作品に集中しているが、さらにシュトラウス一家とその時代のウィーンの作曲家であるスッペ、ミレッカー、ツェラー、レハール、カールマンの作品も重要な側面である。
ウィーン・シェーンブルン宮殿オーケストラは、演奏する曲のウィーン流の解釈に大きな重点を置いている。同団は、古典派のウィーンの作曲家の作品とウィーン音楽を、微妙かつ独特のタッチを持って、常に「ウィーンの」音を加えて解釈することに秀でているのである。
同団は1997年より首席指揮者のグイド・マンクージ、首席客員指揮者のヴィニシウス・カターと共に演奏している。マティアス・フレッツベルガー、デヴィッド・スカー、ミカ・アイヒェンホルツ、リック・シュテンガルズも同団の常連の指揮者である。

曲目

ヨハン・シュトラウスⅡ世 喜歌劇「こうもり」より 序曲
ヨハン・シュトラウスⅡ世 ワルツ「芸術家の生活」 Op.316
フランツ・レハール  喜歌劇 「ジュディッタ」 より “ 熱き口づけ ”
フランツ・レハール  喜歌劇「パガニーニ」より “ 僕は女にいっぱいキスをしたけど ”
ヨハン・シュトラウスⅡ世 ワルツ「南国のバラ」 Op.388
ヨハン・シュトラウスⅡ世 トリッチ・トラッチ・ポルカ Op.214
フランツ・レハール 喜歌劇「メリー・ウィドウ」より 二重唱 “ 唇は黙っていても ”
ヴィクター・ハーバート シャンパン・ギャロップ「ロイヤル・セック」
ヨハン・シュトラウスⅡ世 「皇帝円舞曲」 Op.437
エメリッヒ・カールマン  喜歌劇「チャールダーシュの女王」第 1 幕よりアリア 
“ ハイヤ、ハイヤ、山こそわが心の故郷 ”
フランツ・レハール 喜歌劇「メリー・ウィドウ」より “ マキシムへ行こう”
ヨハン・シュトラウスⅡ世  新ピチカート・ポルカ Op.449
ルロイ・アンダーソン タイプライター
ヨハン・シュトラウスⅡ世 喜歌劇「ウィーン気質」第 2 幕より 二重唱 “ ウィーン気質 ”
ヨハン・シュトラウスⅡ世 ワルツ「美しく青きドナウ」Op.314
※曲目は変更になる場合があります。

お問い合わせ

横須賀芸術劇場 046-828-1602

主催 公益財団法人横須賀芸術文化財団
協賛 日本水産観光株式会社