2008年(平成20年)5月11日(日)から17日(土)まで7日間に渡り、よこすか芸術劇場で、若いピアニストたちによる白熱した演奏が繰り広げられました。
 全国から集まった73名が第1次予選に臨み、ショパン、ラフマニノフ、リスト、スクリャービンの練習曲を組み合わせて披露。第2次予選では27名がベートーヴェンのソナタ全曲を演奏しました。そして、選ばれた9名が栄光を目指し、本選に挑みました。
 17日の本選では多くの来場者が見守る中、鍵盤に情熱を傾け、実力を思う存分に披露し、客席からは惜しみない拍手が鳴り響きました。

 結果、濱野与志男さんと類家 唯さんがそれぞれ第2位(1位なし)に、第3位には久保千尋さんが選ばれました。表彰式後に行った入賞者3名による記念コンサートでは、本選を上回るお客様が来場し、これから世界に羽ばたいていく若きピアニストたちへあたたかい拍手が送られていました。

 なお、入賞者3名は、賞金と賞状が授与されたほか、副賞として横須賀芸術文化財団が主催する下記公演へ出演しました。

<第2位(1位なし)> 
  はまの よしお
M野 与志男(19)
埼玉県 所沢市
東京藝術大学 1年在学中
賞金:60万円

【副賞】
横須賀芸術劇場オーケストラコンサート クラシック名曲集VOL.5
平成21年4月12日 よこすか芸術劇場(大劇場)

指揮 :大友直人
管弦楽:東京交響楽団
曲目 :プロコフィエフ ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 op.16

<第2位(1位なし)> 
  るいけ ゆい
類家 唯(23)
北海道 函館市
ハノーファ音楽・演劇大学 第8課程在学中
賞金:60万円

【副賞】
フレッシュ・アーティスツfromヨコスカ シリーズ31
類家 唯ピアノ・リサイタル

平成21年6月28日 ヨコスカ・ベイサイド・ポケット(小劇場)

<曲目>
ラヴェル 水の戯れ
     高雅で感傷的なワルツ
ストラヴィンスキー ペトルーシュカより3つの断章
ラフマニノフ リラの花 作品21-5
       V.R.のポルカ
       ヴォカリーズ 作品34−14
       ピアノ・ソナタ第2番 変ロ短調 作品36(1913年初版)


<第3位> 
  くぼ ちひろ
久保 千尋(28)
山口県 下関市
東京藝術大学大学院修士課程 5年在学中
賞金:30万円
【副賞】
横須賀芸術劇場開館15周年記念
横須賀芸術劇場合唱団定期演奏会vol.33 「第九演奏会」

平成20年12月7日 よこすか芸術劇場(大劇場)

指揮 :現田茂夫
管弦楽:横須賀交響楽団
合唱 :横須賀芸術劇場合唱団/防衛大学校音楽部
曲目 :ベートーヴェン 合唱幻想曲 op.80(ピアノ、合唱、管弦楽のための)

<野島稔審査委員長の講評>
 本選に進出した人たちは、それぞれ個性がはっきりして、それが音楽に反映し、大変聴き応えのある演奏でした。1位なしという結果については、審査委員の評価が割れてしまったためで、皆さんのレベルは大変高いものでした。出場された皆さんには、これからも自分の感性を大事にし、精進してほしいと思います。

前列左から、野島稔審査委員長、類家唯(第2位)、濱野与志男(第2位)、久保千尋(第3位)、審査委員 神谷郁代
後列左から、審査委員 ヴァディム・サハロフ、野平一郎、迫昭嘉